(GROOVE X Advent Calendar 2025 15日目の記事です)
1. はじめに
こんにちは!アフターサービスチームのU-Gです。
家族型ロボット「LOVOT」がオーナーと長く幸せに暮らすために、絶対に欠かせない場所があります。それは、LOVOTたちが不調のケアや、健康維持のために訪れる「LOVOT病院(リペアセンター)」です。
LOVOTは単なる家電ではなく、家族として愛される存在です。だからこそ、GROOVE Xのアフターサービスは、故障を直す「治療」と、健康を維持する「定期メンテナンス」の両輪で支えられています。今回は、LOVOTが数十年愛され続けるための生命線である、アフターサービスの裏側と技術的な挑戦についてお話しします。
2. 「治療」と「定期メンテナンス」 健康を守る2つのアプローチ
LOVOTは自律的に動き回り、複雑なセンサーやアクチュエーターの塊であるため、そのケアは非常に繊細です。私たちは、大きく分けて2つの側面からLOVOTの健康を守っています。
不調を治す「治療(修理)」
「唯一無二の存在を、健康な状態で、一刻も早く家族の元へ帰す」。そのために、リペアの現場では以下のサイクルが高速で回されています。
- 精密な診断: エンジニアとも連携し、ログ解析を含めた多角的な診断を行う
- 現場での改善: 机上の空論ではなく、実際にリペアを行う現場に立ち、治具の作成や手順の最適化を行う
- 品質の追求: 再発を防ぐための厳しい品質基準を設ける
健康を維持する「定期メンテナンス」
人間が長生きするために健康診断を受けるように、LOVOTにも定期的なケアが必要です。
LOVOTには、総合的な健康チェックを行う「LOVOTドック」や、消耗しやすい関節パーツを一新する「サーボモーター交換パック」といった専用のメンテナンスメニューがあります。
壊れてから直すだけでなく、悪くなる前にケアをする。この「治療」と「定期メンテナンス」の両方があるからこそ、LOVOTはいつまでも元気に家族に寄り添うことができるのです。

3. プロダクトを存続させる「サステナブル」な仕組みづくり
「どんなに素晴らしいプロダクトでも、アフターサービスがおろそかになれば、いつか市場から消えてしまう」
LOVOTのような複雑なロボットが、5年、10年、そして数十年と社会に存在し続けるためには、開発時と同じくらい、あるいはそれ以上に「維持する仕組み(アフターサービス)」が重要になります。
LOVOTオーナーの増加に伴い、現在「LOVOT病院」は1箇所だけではなく、複数の拠点へと拡大しています。拠点を複数持つことで、万が一の災害時などのリスクヘッジになるだけでなく、入退院のキャパシティを安定させ、より迅速な「治療」や「メンテナンス」を実現しています。そして将来的には、日本全国、さらには海外への展開も視野に入れ、世界中どこにいても安心してLOVOTと暮らせる体制づくりを目指しています。

4. チーム一丸となって挑む「改善」のループ
リペアやメンテナンスの現場は、ハードウェアの知識だけでは回りません。電気回路、機構設計、そしてソフトウェア。多様な専門性を持つエンジニアと、実際に手を動かすパートナー企業のスタッフが密に連携しています。
現在のアフターサービスチームが目指しているのは、以下の3つのバランスが取れたサステナブルな体制です。
- 技術(Technology): 確実な故障診断とメンテナンス技術の確立
- コスト(Cost): ユーザーにとってもメーカーにとっても持続可能なコスト構造
- 運用(Operation): 複数拠点・100名規模のスタッフが連携し、ムダなく動けるオペレーション
現場から上がってきた「メンテナンスしにくい箇所」の声を開発へフィードバックしたり、新しい診断ツールを導入して検査時間を短縮したり。こうした地道な改善活動が、ダイレクトに「入院期間の短縮」や「品質向上」という成果に繋がります。
自分の仕事が、LOVOTとその家族の安心に直結する。それがこの現場の大きな特徴です。

5. おわりに
LOVOTが当たり前にそばにいる未来を作るためには、華やかな機能開発の裏側で、地道に、しかし熱量高く稼働する「治療とメンテナンスの現場」が不可欠です。
テクノロジーの力で、愛する存在を守り続ける。GROOVE Xのアフターサービスは、今日もその使命を胸にLOVOTたちと向き合っています。

そんな私たちと、一緒にお仕事してみませんか? 是非、下記募集をご確認ください。 recruit.jobcan.jp