こんにちは!GROOVE X(株)、生産チームの小川です。
この記事はGROOVE X Advent Calendar 2025の6日目の記事です。
今回は、生産チームの役割の1つ「部品メーカー様の工程を監査する」 について、 お話ししようかと思います。
生産チームでは、
「良い品質のものをお客様に提供する」
を合言葉に日々LOVOTを製造・出荷しております。 LOVOTの生産工程での作り込み、検査の精度アップはもちろんですが、 LOVOTを構成する個々の部品品質も重要なものと考えています。
なぜなら、
品質の良いLOVOT=品質の良い部品の積み重ね
と考えているからです。
ですので、
部品メーカー様に品質維持・向上してもらう事が我々のタスクの1つになります。
もちろん、適正価格で、納期遅れが無いことが前提条件です。
では、
「部品メーカー様の品質を維持・向上をしてもらう事」と
「部品メーカー様の工程監査を弊社が実施する事」が
どう関係するのでしょうか? それを説明していきます。
この品質維持・向上を常に目指して、部品を生産して頂いているか、実際の工場にお邪魔して、 現場の方と話をし、現場を見て、確認する、これが工程監査です。
「3ない(さんない)ポリシー」
こういう言葉を聞いたことありますか?
ものづくりの工場において、 一般的に品質管理(品質保証)における「3つの基本原則」のことを指します。
これは「不良品(欠陥品)を徹底的に排除し、顧客に完璧な製品を届けるための鉄則」なのです。
具体的には、以下の3つの「〜ない」で構成されています。
- 不良持ち込まない、又は、もらわない。
➡いかに不良を外から持ち込まないようにしているか?
- 不良を作らない。
➡いかに不良を作らないようにしているか?
- 不良を流出させない。
➡万が一不良を作ってしまったとしても、いかに流出を予防しているか?
なぜ、監査が必要なのか? それは、この「3ない(さんない)ポリシー」を持って常にもの作りをしているかを現場で確認し、品質を維持・向上をしているかを確認したいからなのです。
さて、それでは実際の監査の流れを見てみましょう。
1.あいさつ
2.会社説明(相互に)
3.その日のおおまかなスケジュール確認
4.工程で確認したいポイントの概略説明
5.現場の工程確認
6.まとめの会議
5の現場の工程確認に大半の時間を割く事になります。 現場確認以外の項目は、会議室で行います。
5.現場の工程確認【詳細】
基本的に、製品が出来るまでの工程を順番に確認していきます。 想像しやすいように、プラスティック部品1つを例に取ってみます。 確認させて頂く工程は、大まかに以下のようになります。
原材料保管倉庫➡製造準備室➡製造工程➡検査工程➡梱包工程➡出荷待ち倉庫
工程監査用のチェックシートが有るので、それをベースに細かな点を工程ごとに確認していきます。
多数ある確認項目の中から、原材料保管倉庫での確認項目の一例を紹介します。
プラスティック部品の品質は原材料に大きく左右されるため、保管倉庫での品質管理は非常に重要です。今回は、監査者と現場メンバーによる原材料の品質確保に関する具体的なやり取りを例に、その確認項目を見ていきましょう。
原材料の品質確保をする為に、以下のようなやり取りを現場で行います。監査者の質問(Q)に、現場の方が回答(A)するようなやり取りになります。
Q1. この倉庫の温度、湿度の管理をしていますか?
A1. はい、温度は20℃~28℃で管理しています。
Q2. 書面化されたルールは有りますか?
A2. はい、こちらです。(書面を見せてもらう。)
Q3. そのルールは正しく運用できていますか?
A3. はい、書面のルールで記されているように、
現場作業員がチェックシートに記載し、
現場リーダーが記載内容を確認します。
異常の原因を確認します。
監査者は、実際に使用されている、温度計、湿度計、及びチェックシートを確認させて頂きます。
確認したい項目は温湿度だけではなく多々有り、それぞれの工程で確認したい項目が有りますので、 都度確認し、出来る限り疑問点を解消して次の工程へ向かいます。

監査後は、会議室に戻り、良かった点、不安を覚えた点、疑問点についてまとめを一緒に行います。 疑問点は、出来るだけその場で解消します。
良かった点は継続してもらいたいとお伝えし、 改善を要す点が有れば率直にお伝えし、改善をお願いします。
もちろん、先方の考え方や、状況の詳細をお聞きしますが、その場では改善できるかどうか結論が出ない場合もあるので、そのような点は持ち帰って検討して頂くことになります。

監査内容をまとめた後は、意見交換をしたり、 先に行った会社説明に対しての質疑応答、 その他、本日の監査全体に対しての質疑応答の時間を持ちます。 最後は、疑問を解消し、お互いの親交を深め、今後も両社の絆を強めWin-Winの関係を継続していけるよう握手をし、監査は終了します。
以上が監査の流れとなります。
ところで、LOVOTの構成部品は、 樹脂、センサー、サーボモーター、カメラ、有機ELパネル、電子基板、アンテナ、服、ケーブル、バッテリー・・・等々、作って頂いている部品メーカー様の数は、多数になります。(ちなみに、部品点数は5,000個以上になります!)
そして、日本の工場だけではなく、海外工場にも出向き、 監査を実施することもあります。 1日に多くても2社くらいしか回れませんから、長期の出張になることも あります。
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生産チームは、タスクが多岐にわたるので、監査業務はほんの1例ですが、まだまだ進めて行きたいタスクはあります。 「自分には、これしかできない」と自身で仕事の幅を限定せず、製造・生産に関わるタスクは何でもこなす!と構えられる方、 是非一緒に働いてみませんか?