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GROOVE X 技術ブログ

使っているおすすめツール紹介(Ubuntuでスクリーンキャプチャしたい編)

こんにちは。 GROOVE X でソフトウェアエンジニアをやっている id: numa-gx です。

突然ですが、スクリーンキャプチャした画面にキャプションを追加して画像を誰かに送らねば…となったことはありませんか?

弊社では開発環境がLinux : Ubuntu 22.04 を使っているエンジニアが多いですが、標準のスクリーンショット機能ではキャプションを追加ができません。

そこで、最近使ってみて良かったのが Flameshotになります。 flameshot.org

(公式のデモ動画より)

以下のポイントに対応していたのが個人的に助かりました。

  • Linuxに対応している
  • スクリーンショット撮影した状態からそのままキャプション追加ができる
  • キーバインドを設定すれば通常のPrintScreenキー操作を上書きできる

Ubuntu22.04 でインストールする際に躓くポイントがあったので軽く解説したいと思います。

キャプション操作のUIが正しく表示されない場合

Flameshot は、Ubuntu22.04で標準のディスプレイサーバーとして採用されたWaylandへの対応がまだ不十分なため、この症状が発生します。そのため、ディスプレイサーバーをXorgに切り替える必要があります。

手順としては以下を実施します。

  1. sudo権限で /etc/gdm3/custom.conf を開く (例: sudo nano /etc/gdm3/custom.conf)
  2. #WaylandEnable=false となっている記述から先頭の#を削除(コメントアウトを解除する)して、ファイルを保存します

また Xorg で正しく動作するために、以下の記述を環境変数を .bashrc などに追加します。

export QT_QPA_PLATFORM=xcb

これらの手順を行った後、PCを再起動して、Flameshotを起動するとUIが表示されるはずです。

さらに、PrintScreenなど標準のキーバインドを置き換える方法も公式で手順も書かれていますが、かなり便利です。 ぜひ参考にしてみてください。

最後に

弊社では、Linux環境を使いこなせるエンジニアを絶賛募集中です。ぜひ一緒に開発しましょう!

また、様々な分野で募集しているため、是非下記リンクをご確認下さい。

recruit.jobcan.jp