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GROOVE X 技術ブログ

GROOVE Xにおける情シスのお話し②

こんにちは!一人でGROOVE Xの情報システムに立ち向かう清水です。この記事は、GROOVE X Advent Calendar 2023の5日目の記事です。

前回は入社してから主に社内ネットワーク関連のお話をさせて頂きました。続編となる今回は、社内システム編と言うことでGROOVE Xに入社してから社内システムに立ち向かったお話しをしたいと思います。

社内システムのお話し

GROOVE XではLOVOTの設計から開発、販売まで自社ですべて行っており、社内には複数のサーバやシステムがあるんだろうとイメージしておりましたが、意外にもサーバラックにはWindows ServerとNASサーバの2台だけと非常にシンプルな構成でした。基本的には、SaaSサービスの利用がメインなのでオンプレのシステムは最小限しかありませんでした。

これは、あんまり心配いらないかな?っと思ったのも束の間で、Windows Serverにログインしてみると

デスクトップ画面

デスクトップ画面

デスクトップズーム

デスクトップズーム

これを確認したのが、たしか10月の中旬ごろでした。Windows 2012/2012 R2のMicrosoftサポート終了が2023年10月10日までとなっておりますので、一気に時間的猶予がなくなりました。幸いにも業務システムとしてはHyper-V上で稼働しているWindows Server 2016がCADとレンダリングソフトのライセンスサーバとして稼働しているのみでしたので、AWS上へゲストOSを移設することにしました。

ちょうどZabbixの構築でAWSのVPCやVPN回りの設定を行っておりましたので、AWS Server Migration Serviceを利用してゲストOSをEC2へ移設しました。

AMS

AWS Server Migration Serviceにソースサーバとして、ゲストOSを登録してレプリケーションを開始してから約2週間でカットオーバー完了まで実施しました。無事にEC2インスタンスで稼働することを確認してから、各クライアント側でライセンスサーバの登録を社内のオンプレからAWS上のサーバへ切り替えて頂き、無事に稼働確認まで完了です。

EC2

システム面における緊急的な課題は、とりあえずクリアをしまして現在はそれ以外のクライアント管理やアカウント管理などの課題に取り組んでおります!

最後に

2回にわたって情シス業務に関するお話をさせて頂きました。正直、まだまだクリアしなければならない課題は山積みですが、本当に日々新しい業務が発生して退屈せずに充実した仕事ライフを送っております。 また、いつか新しいお話しができたらと思っております。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。