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GROOVE X 技術ブログ

ソフトウェアチームのオンボーディングテンプレートをつくってみた

こんにちは、GROOVE Xのテックブログ2024年の3月は、ScrumMasterのniwanoです。2024年の1/4がもう終了しますね。はやい!

1ヶ月ほど前に、チームふりかえりで、メンバーからLAPRASさんの新入社員に関する記事が良いと聞いて私も読んでみました。

speakerdeck.com

"新入社員の呪い" 私も経験があります〜。でも私がGXにjoinしたのは、ずいぶん前なのですっかり忘れていたんですね。
思い出させてくれてありがとう、numa さん。

わたしがこの記事で特に好きだったのは、"新入社員の活躍を社内に広めるのはチームメンバー"のところでした。中途採用の方は「自分は絶対に活躍できる!」と思って入社されるはずで、でも入ってみたら自分が思った以上に活躍できてないなあ、って思うこともあると思うのです。(実際そうだったよーっという話しも聞きました。)
その方の活躍をあえて全体に共有することで、本人に安心を与えるのはすごく大事ですよね!

ところで.....、弊社にはオンボーディングに関する規定や仕組みが全くないことに気づきました。各チームがそれぞれ独自でやってたんですね。ですので、あとからあれがないこれがない、がたくさん出てきます。そこで、今回、LAPRASさんの記事の中にあった、オンボーディングの記事を参考に、GROOVE Xソフトウェアチームのオンボーディングテンプレートを作ってみました。

以下、ごらんください。
(各資料には実際にはページリンクがついています。)


3ヶ月後に達成していたい状態の合意

トレーナーと新入社員で合意をとる
"期待値をそろえる"のが、もっとも重要

  • Issueを解決できる
  • Issueの内容をインプットとして、自分の力で調査/解決することができる
  • GROOVE X組織全体のルールや仕組みの改善提案/構築ができる
  • 簡単なPBIを完了させることができる
  • GROOVE SESSIONで発表ができる(初回の自己紹介はカウントしない)

※LAPRASさんの例を、まずはそのまま利用させていただきました。GXの特徴を入れたい!

組織について

  • CEOビジョン2023について知っている
  • 全体朝会について知っている
  • 社員会について知っている
  • GROOVE SESSIONについて知っている
  • チームビジョンについて知っている

※GROOVE SESSIONという成果発表の時間が毎週あります。3ヶ月で何か発表できることを目指します。

待遇・福利厚生について

  • 勤務時間について知っている
  • 試用期間について知っている
  • 通勤手当について知っている
  • 賞与タイミングについて知っている
  • ストックオプションについて知っている
  • 育児、介護休暇制度について知っている

※わすれがち

開発について

  • リリースサイクルについて理解する
  • Doneの定義について理解する
  • 開発マイルストーン共有会のログを閲覧できる
  • 製品についての資料を閲覧できる
  • ソフトウェアエリアふりかえりに参加できる

※弊社はスクラム開発を実践しています。

Ubuntu編

  • 日常業務ができる
  • ターミナルでgcloudコマンドが使える

webサービスのアカウント

  • github
  • github copilot
  • confluence
  • wrike
  • package cloud
  • figjamのなんでもページにアクセスできる

開発言語編

TBD

slack

  • slack講座を一読する
  • チームの slack user groupにjoinする
  • huddleを作成できる
  • huddleにjoinできる
  • アイコンを変える
  • topic_ask-chatgptチャンネルを知っている

Git/Github編

  • gitコマンドを使える(pull / push /commit /merge/stash/add)
  • organizationに入る
  • PRを出せる
  • PRにコメントができる
  • PRをapproveできる
  • アイコンがなければアイコンをつくる

Google CloudWorkspace編

  • googleメールを送受信できる
  • チームの user groupに入る
  • アイコンを変える

Google Calender

  • チームメイトの予定を確認できる
  • カレンダーで会議室を予約できる
  • 全社予定カレンダーをインポートしている

Google Drive

  • 共有ドライブでドキュメントを作成できる
  • 共有ドライブでドキュメントの公開範囲を設定できる
  • マイドライブでと共有ドライブの違いを把握する

Meet

  • 参加できる
  • 録画できる
  • マイク、カメラ設定をon/offできる
  • 画面共有できる

wrike編

  • PBIのステータスを変更できる
  • PBIにコメントができる
  • PBIを作成することができる

Confluence編

  • ドキュメントの作成ができる
  • 公開範囲を適切に設定できる

社内研修

  • フィードバック研修
  • scrum研修

まとめ

いかがでしたでしょうか。
オンボーディングテンプレートをみたら、弊社の開発の様子が少しわかるかもしれません。
開発言語ですが、弊社では、python、Go、C、C++、javascriptなど、コンポーネントに適した開発言語を使っているので、今回記述が出来ませんでした。わたしはGo派です。

続きは、実戦編へ!