Inside of LOVOT

GROOVE X 技術ブログ

8周年記念パーティーでワークショップのファシリテートをしました

こんにちは。GROOVE X Advent Calendar 2023の2日目の記事です。
今日はスクラムマスターの niwano がお届けします。

GROOVE X の創立記念日は、11月2日です。
毎年、その日の夜パーティーをしているのですが、今回は8周年の記念年(なぜ記念かというと、弊社のプロダクトのLOVOTは 8の形に似ているから...)ということもあり、いろんな分野の社員が集まって、GROOVE XとLOVOTの今後のことを話し合うような場をつくったら、面白いのではないか、というアイデアがメンバーの1人から出ました。

メンバーから面白いアイデアが出るとすぐのっかっちゃうタイプの私は快くファシリテーターを引き受けました。

何とかしてこれをやりたかった人

このアイディアを出したのが、弊社のスーパーエンジニアの林淳哉さん。
社員番号はなんと2番。創業時のメンバーなんですね。
8周年を特別なものにしたいという淳哉さんの、願いをなんとか叶えてあげたい!

お仕事で上海に行った時の写真

オープンスペーステクノロジー(OST)を使う

もう1人のスクラムマスターから、OSTでやればいいのでは?
というアイディアもあり、なんでものっかる私は、はじめてOSTのファシリテートをすることになりました。

OSTの詳細はこちら

オープンスペーステクノロジーとは

1985年にハリソン・オーウェン(英: Harrison Owen)によって提唱された。

5人から2000人といった小人数から大人数にまで一堂に会して行えるのが特徴である。
参加者が課題を提案してミーティングを行う仲間を募り、課題を解決するプロジェクトを創出することができる。
参加者の当事者意識や自発性を喚起するとともに、参加者の主体的な発案、対話を促す

wikipediaそのまま なるほど。ファシリテーターが楽そう。

グラウンド・ルール

①ここにやってきた人は、誰でも適任者である ②何が起ころうと、それは起こるべき唯一のことである ③いつ始まろうと、始まったときが適切なときである ④いつ終わろうと、終わったときが終わりのときである

参加者の自発性、主体性が求められていて、ミーティング参加中に、期待した内容とちがったり貢献し終わったと感じたら自由に別のミーティングに移動することが推奨されています。

え、ファシリテーターが楽そう。

開催

アジェンダ

通常は3時間ほどの時間がとられるようですが、
今回は、120分の時間しかなかったので以下のようにしました。

1. オープニング (OSTの原則を周知する) 10分
2. テーマの提案 10分
3. マーケットプレイス 10分
4. 分科会 70分
5. クロージング 20分

マーケットプレイスは、自分が加入するチームを決める時間。
分科会は、実際の議論の場です。メンバーは自由にブースを行き来できます。

オープニングのようす

ポイントは、緊張しているとおもわれる参加メンバーの心をときほぐすこと。
グラウンドルールを周知することでした。

例えば以下のような声かけです。

「アイデアが形にならなくてもいいです。」
「議論が終わったと思ったら、そこで終わりにしていいです。」     
「興味があるところへ自由に移動していいです。」
「もし形になったら、最後に共有してほしいです。」

オープニングのようす

グラウンドルール

テーマ提案のようす

参加者から「こんな内容で議論をしたい!」をポストイットに書いてもらい、
内容を共有しながら、 おなじようなテーマがあればグルーピングしていきました。

このときに、参加メンバーがテーマに関して簡単にイメージできるまで内容が共有されていると、次に進みやすいと思いました。

テーマ提案のようす

マーケットプレイスのようす

グルーピング後、私はどこで議論をしたい!
というのを表明してもらい、チームわけをしました。

マーケットプレイスのようす

分科会のようす

チームが決まったら議論の開始です。
時間内に議論を追えたチームメンバーは他のブースのサポートをしてました。

このとき、ファシリテータはなんと離席!! (ファシリテートとは!?)

自由に席を移動するメンバーのようす

何このTシャツ。かわいい。

クロージングのようす

持ち時間3分ほどで全チームの成果を発表です。 (2チーム目のクロージング中にファシリテーターが合流です!)

早めに議論がまとまったチームは、なんとスライドをつくってました!

修理をHappyな体験に!したいチーム

LOVOTの新しいコラボ先を考えたチーム

他にも、
インターネットをもっと活用することを考えたチーム
新しい開発拠点を考えたチーム
がありました!

ところで発案者である林淳哉さんのようす

めっちゃくちゃ楽しんでました!
何よりもこれが良かった。

林淳哉さんと福田隼也さん(ふたりともじゅんや)

まとめ

弊社のようにプロダクトや事業に思い入れがあり主体的な方が多い会社には、OSTという手法は、あっているなあと感じました。
なによりも、ファシリテーターはすることがないんです!とても楽です!

よかったら皆さんの会社でもOSTをとりいれたワークショップを開催してみてくださいね。