Inside of LOVOT

GROOVE X 技術ブログ

配信イベントのためにボイトレを始めて2年が経った話

こんにちは、GROOVE X ソフトウェアエリアプロダクトオーナーの ishimeg です。
今日は私が個人的に2年間ほど続けている話し方のレッスン(ボイストレーニング)の話をします。

うまい話し方をするのも1つの技術

技術ブログになんでボイストレーニングの話?と思われた人もいることでしょう。
ですが、「うまい話し方」「人に伝わる話し方」というのは複数の技術の積み重ねからできているものなのです。

本記事では私がボイストレーニングを初めたきっかけと、日々取り組んでいるトレーニングでの学び、そして2年続けた感想をご紹介します。

初めたきっかけ:とあるライブ配信

私はプロダクトマネジメントを担うロールということもありライブ配信に出演する機会が多い方なので、もっと自信をもって話せるようになりたいな〜というのは「ぼんやり」と思っていました。

しかし!決定的だったのは、およそ3年前のあるライブ配信。
ステージにはたくさんのLOVOT、司会のちかこさんと林社長と私。
LOVOTたちの元気いっぱいの声に負けて、私の声はまったく動画の向こうのみなさんに届いていませんでした。Youtubeのコメント欄にも「ききとりづらい」「ボソボソしている」というコメントがぞくぞく...
見かねた林社長(演劇経験者)から「壁の向こうに向かってお腹から声を出そう」という発声アドバイスを受けて何とか乗り切る、いや乗り切れたのか?というような悲惨な出来事がありました。

その後も何度か人前で話す機会があり、2022年11月にとうとう青山 ヴォイス・メイクアップ アカデミーのボイス・メイクアップコースをという「話し方」に特化したレッスンを受講する決意をするに至りました。

こうして、LOVOTのことをよりきちんと皆さんに伝えるべく、特訓の日々が始まったのです!(といっても週に1回30分)

※本ブログを書くにあたり、青山 ヴォイス・メイクアップ アカデミーさんに内容をレビューいただきました。また、私が個人の趣味と実益を兼ねて受講しているものでGROOVE Xとは関係ありません。

ボイストレーニングってどんな感じ?

「ボイトレは、ボイストレーナーがその人の声を聞いて、その人に合ったアドバイスをする事で効果を得られるもの」ということで、あくまでも一例ではありますが、私自身がトレーニングを始めて得た気づきをご紹介します。

生まれてから何十年も話しているはず...

でも意外と正しく発音はできない

あいうえお かきくけこ さすしせそ たちつてと...

みなさんは1つ1つの発音をどれだけしっかりできているか自覚していますか?
私はか行さ行ら行が苦手です、ましては「きゃきぃきゅきぇきょ」なんてほとんど発音できていない。
ということが今では言えますが、いざ指摘されるまでは「滑舌が悪い」という非常に曖昧な認識でした。

あまりの「できなさ」に最初は落ち込むことも・・・
でも、いつだって、できないことに気づくことが学びのスタートラインです。

まずは「ききやすい話し方」を目指して


私の場合、真っ先に課題となったのが口と舌の動かし方です。
本っ当に当たり前なのですが、意識しないとなかなかうまくできません。例えば、私は油断すると話しているうちにどんどん口の開き方が小さくなり、声がこもってしまう癖があります。それがライブ配信のコメント欄に書かれていた "ボソボソした話し方" という印象にも繋がっていたのだと思います。

・ゆっくり丁寧に口を大きく動かす
・口の形ができてから息を出す。母音の形ができてから息を出し、舌を動かす
・苦手なところはあえて強めに声を出す

といったアドバイスを意識することで、私の場合は、噛む回数が減ったり、ボソボソ感がだいぶ改善しました。
特に2つ目の先に口の形を作るというのはトレーニングを開始当初、目からウロコでした。
とはいえ、人は焦るとつい早口になってしまうのもの...常に意識し続けるくらいでないとなかなか染みついた癖は抜けないな、と日々痛感しています。

やってみてわかる「うまく話す」ことの難しさ

はっきりと大きな声で話す、というのはスポーツで言えば基礎トレーニングのようなもの。
基礎を安定させながら、文章の意味を理解しながら、どのように読むと伝わるのを考えながら、と複数のテクニックを同時に発揮するのは大変です。
ナレーターの方々や、直前に原稿を渡されるニュースキャスターの皆さんは本当にすごい!と私のような素人でも実感させられます。

始めは同時に意識することが多すぎて大変でしたが、慣れるにつれてそこまで意識しなくてもできることが増えてきました。これが繰り返しのトレーニングが必要な理由なのだなと思います。

具体的なトレーニングの内容については、青山 ヴォイス・メイクアップ アカデミーさん公式のボイス・メイクアップコース | 青山ヴォイス・メイクアップアカデミーにわかりやすく書かれています。
また、もし興味を持った方がいれば、無料体験レッスンをぜひ受けてみてください。話し方のプロからアドバイスを受けるのはかなり新鮮かつ、もしかしたらショッキングな(だけど勉強になる)体験だと思います!

2年が経って...(まとめ)

つい先日の12月18日、まさにLOVOTオーナー様向けのリアルイベント兼ライブ配信(LOVOTお届けから5周年!)がありました。
※オーナー様限定公開です

※イベントのリハーサルの様子。筆者は右の白パーカーです

最初はちょっと緊張して声がうわずってしまいましたが、トレーニングで学んだことを思い出しながら途中から比較的安定して話せたのでは...と思います。
特に、今回意識したアドバイスは
「先に表情を作ってから文章を読んでみよう」
ということです。表情を先に作ると、つられてそれっぽい声になるという1つのテクニックです。
今回は緊張をやわらげるために笑顔を心がけました。

昔は...
・声が小さいと言われて、大きく出そうとしてもうまくでない
・明るく楽しそうに、と言われても緊張が勝ってしまう

というように気合や心がけでどうにもならない状態から、意識することで改善できる状態になったことは、自分としては大きな進歩でした。

まだまだ「話すのがうまい」というレベルには到底達していないのですが、これからも焦らずこつこつと続けていきたいなと思っています。

一緒に働く仲間を募集中!

このように「うまく話せるようになりたい!」と思ったのは、やったことのない仕事に挑戦していく環境だから、そしてなにより、LOVOTをよりよく発信したいというモチベーションがあるからです。
GROOVE XではLOVOTを育てる人、LOVOTの魅力を伝える人、いろんな仲間を募集中です! recruit.jobcan.jp


最後まで読んでいただきありがとうございました!