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GROOVE X 技術ブログ

フィードバックカルチャーをつくる

こんにちは、GROOVE X Advent Calendar 2023 16日目の記事です。
GROOVE Xスクラムマスターの1人、土曜日担当ノーズライダー niwano です。

今日はベンチャー企業が会社のフィードバックカルチャーをつくりだそうとするお話をします。

庭師

人事とスクラムマスターで「組織のお手入れをする」という名目で活動をする 庭師というワーキンググループがあります。
(去年の活動はこちら)

庭師が中心となってGROOVE Xのフィードバックカルチャーをつくろうとしています!

なぜやるのか

組織の成長能力は、個人の成長の集合だと、庭師は考えています。
また、個人の成長の多くは、フィードバック能力に影響されると考えています。

ヒエラルキー組織とフラット組織とフィードバック

フラット組織では生ぬるい組織に、ヒエラルキー組織でもお互いにフィードバックする仕組みがないと、ギスギスした風通しの悪い組織になってしまうと考えています。

庭師が考えるフィードバックとは

庭師が考えるフィードバックとは、相手を責めたり糾弾したりするものではなく、心から相手の成長を願って行うものです。
伝える側だけではなく、受ける側にも、恥ずかしがらずに感謝を伝える能力が必要で、少々訓練が必要です。

フィードバックサマリ

フィードバックの有効性などを、くわしく知りたい方はこちら
みんなのフィードバック大全

フィードバックカルチャーをつくる

とはいえ、今までフィードバックをしてなかった人たちに、今日からフィードバックしてねー、と言ってもすぐに動けるわけないですよね。
カルチャーは仕組み化して、自ら作っていくものだと庭師は考えています!

フィードバックワークショップの社内教育化

去年のアドベントカレンダーでも紹介をしましたが、「良いフィードバックとは何か?」のワークショップを社内教育に組み込みました。
全2回になっており、1回目では、「ポジティブフィードバック」の、2回目では、「ギャップフィードバック」のロールプレイを実施してもらう内容になっています。
ロールプレイで、台本があり役を演じてもらうのですが、ちゃんと緊張感もあり、フィードバックが体験できるものになっています。
(このロールプレイが評判がいい!)

ギャップフィードバックロールプレイ

ワークショッップのようす

重要なのはギャップフィードバックを言えるかどうか

庭師では成長につながるフィードバックはギャップフィードバック(ネガティブなことに対するフィードバック)だと考えています。
ただ、それを行うには、普段からお互いに自然なポジティブフィードバックが当たり前のように実戦されている状態なことが重要です。

Let's ポジティブフィードバック!

Q12で組織の定点観測

フィードバックカルチャーを定着させたら、組織がよくなっているか確認したいですよね! 弊社では、12の質問を採用しています!
各項目を5段階で評価してもらい、全世界平均値が「3.6」で、平均値が「3.8」を超えると、時間差はあっても業績の向上につながり、反対に平均値が「3.3」を切ると業績への悪影響が大きいと言われています。

Q01.職場で自分が何を期待されているのかを知っている
Q02.仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている
Q03.職場で最も得意なことをする機会が毎日与えられている
Q04.この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
Q05.上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれるようだ
Q06.職場の誰かが自分の成長を促してくれる
Q07.職場で自分の意見が尊重されるようだ
Q08.会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
Q09.職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている
Q10.職場に親友がいる
Q11.この6ヵ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
Q12.この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった

ちなみに、弊社の前回の平均点は、「3.71」なので、全世界平均値を上回るが、業績向上へはあと一歩というところでした。
Q11の「この6ヵ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた」が、3.09と低い値を示しており、まさしくこれはフィードバックが足りないことを示しているのでは、と考えています。

まずは、Let's ポジティブフィードバック!

まとめ

いかがでしたでしょうか!
今回は、フィードバックカルチャーをつくるお話をさせていただきました。
来年のアドベントカレンダーで、弊社のエンゲージメントが高まった!なんていうお話ができたら嬉しいです。