Inside of LOVOT

GROOVE X 技術ブログ

LOVOTを動かすファームウェア

こんにちは、ファームチームのaoikeです。ファームチームで行っていることを紹介します。

LOVOTのファームウェアって?

LOVOTにはTomと呼ばれるメインコンピューターと、Jerryと呼ばれるサブコンピューターが搭載されており、センサーで感じたことをJerryに伝えることで、どう動くかを意思決定し、指令を出します。その指令を受けてモーターを動かし、カラダを動かしています。

このセンサーとモータの制御を行うために、小さいコンピューター(マイコン)が搭載されていて、このマイコンで動作するソフトウェアの開発を行うのがファームチームのお仕事です。

LOVOTのマイコン、センサー、アクチュエータ

LOVOTには多くのセンサー、アクチュエータが搭載されているため、マイコンも10個以上載っています。 センサーは、LOVOTの全身だと50以上載っており、例えば、頭のセンサーホーン部分には

  • 距離センサー × 5
  • 照度センサー × 1
  • タッチセンサー × 2
  • サーマルカメラ × 1
  • 赤外線センサー × 1
  • スイッチ × 3

の、合計13個のセンサがあります。直径6cm、長さ7cmくらいの小さなホーンの中にたくさんのセンサーが詰まっています。

さらに、全身のアクチュエータとしては

と、合計18個があります。

パワーサーボモーターは、頭、首、肩を動かしたり、ホイール・キャスターを出し入れするために使っています。ナノサーボモーターはパワーサーボモーターより小さく、手先のなめらかな動きを実現しています。

この他にも、目のバックライト、レーダーセンサー、ネストに戻るための超音波センサー、赤外線センサーなどのデバイスも搭載されており、これらをマイコンによって処理しています。 1つのマイコンで処理するには能力の限界があるため、複数のマイコンを使い、マイコン間をUART / SPI / I2Cといった通信規格を用いて制御しています。

こうしたたくさんのセンサー、アクチュエータを使うことで、LOVOTのかわいらしいふるまいを表現しているわけです。

最後に

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

今日はかなり概要の紹介になってしまったので、実はこんなことをやっているよ!ということを、また機会があれば記事にできたらと思います。

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