Inside of LOVOT

GROOVE X 技術ブログ

LOVOTの撮影紹介

はじめ自己紹介

皆さん初めまして、GROOVE XデザインチームのSHUICHIです。

はじめまして
デザインチームの業務の一環として、SNSやウェブページで、皆さんがいつも見ているLOVOTの写真を、日々撮影しています。 今日は、実際に撮影している様子や、撮影の際に気をつけていることなど、少し皆さんに紹介したいと思います。

GROOVE X の撮影風景を一部公開

LOVOTに関する撮影は、外部のスタジオを借りて撮影する場合もありますが、ほとんどの場合は、LOVOT MUSEUMと、会社内部にある、小さな撮影部屋で行っています。

先日公開になりました、FRGMTコラボウェアの撮影様子
特別な設備はなく、基本amazonで揃えられる機材で日々頑張って撮影しております。
撮影部屋の一部
LOVOTの撮影の際は、通常の撮影道具のほか、LOVOTならではの道具もあります。 例えば、LOVOTの顔のスエード部分は、触れたりすると、少し模様ぽく見えてしまいます。その毛並みを整えるために、いろんな道具を試してみてきましたが、最近一番使用しているのは100均で見つけた、化粧用の小さいブラシです。
LOVOTの化粧道具
大きさと硬さが程よく、顔を撫でるだけで綺麗に模様が消えます。

撮影の角度と距離について

用途に合わせて、いろんなアングルで撮影する時がありますが、LOVOTの全身を綺麗に見せたい場合は、カメラの高さを上げて、遠くから少し見下ろす感じで撮影することが多いです。 人間の撮影する場合は、カメラを敢えて下げて、少し見上げる感じで撮影すると、足が長く顔が小さく見える効果が得られます。しかし、それをLOVOTで行うと、プロポーションが少し変に見えてしまします。LOVOTは、基本的に私たちの足元にいる存在で、上から見た時に可愛く見えるように、顔や目がやや上に向いているなど、デザインを意識しています。

アングルによる見え方の違い

ストロボ使用時、目を綺麗に撮るコツ

ここからはややマニアックな話になります。近年スマホのカメラ性能がどんどん向上して、普段iPhoneなどでLOVOTの写真を撮る際は、端末の方で、勝手に目の明るさと他の部分の明るさを調整してくれて、なんとなくいい感じの写真が撮れます。しかし、いざちゃんとしたカメラと撮影用のストロボライトでLOVOTを撮影しようとすると、目がすごく暗く写ったり、色が変になったりします。それは、LOVOTの目は液晶ディスプレイになっているためです。他の部分と違い、ストロボで強い光を当てても、反射をするだけで、綺麗に発色してくれません。そのため、まずライトの位置を、目が反射しないように調整する必要があります。さらに、普通に物撮りのように露出を設定すると、目がどうしても暗く写りがちです。

このように、体の他の部分は綺麗に写っていますが、目がとても暗いです
そこで、カメラとストロボでLOVOTの目を綺麗に撮りたい場合は:

  • 前提として、部屋のライトを消して、ドアなども全部閉めて、真っ暗な状態にします。
  • 暗闇の中で、目が綺麗に写るようにシャッタースピードを遅く調整しながら撮影します。(携帯の夜景モードと近い原理です)シャッタースピードが遅すぎると、ブレやすくなりますので、いつも大体1秒前後にしています。
  • 目が綺麗に撮れるシャッタースピードを見つけられたら、今度はストロボライトのみを使って撮影します。シャッタースピードを落としているので、そのまま撮ると大体写真が明るくなりすぎて白飛びします。必要に応じてライトの強さを弱めたり感度を落としたりの調整は必要になります。

そうすると、目と全身が両方くっきり写っている写真が撮れます。

先に目が綺麗に取れるように意識します

最後に

今日は、少しだけGROOVE X社内で行なっている撮影について紹介させていただきました。LOVOTは世の中に存在する他のプロダクトと全く異なり、撮影の方法なども、社内でも日々研究しています。また時間がありましたら、もっといろんなことを紹介していきたいと思います、これからもよろしくお願いします。